子供の資産運用には株のIPOをおススメ
子供の資産運用の方法の一つとして、IPO(新規公開株)投資をお勧めします。
IPOとは?
IPOとは、「Initial(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)」の略で、
未上場企業が、新規に株式を証券取引所に上場し、投資家に株式を取得させることを言います。
株式上場に際し、通常は新たに株式が公募されたり、上場前に株主が保有している株式が売り出されます。
これら株式を証券会社を通じて投資家へ配分することをIPOといいます。
企業にとっては上場することにより、直接金融市場から広く資金調達することが可能となり、
また上場することで知名度が上がり、社会的な信用を高めることができるといったメリットがあります。
参考:カブドットコム証券
IPO投資とは?
IPOは上場時に公募で買いたい人の中から抽選で株券を配分されるため、
公募で買えない人が非常に多いです。
その反面、上場時は人気が出ますので、公募価格よりも高い値段が付きやすくなっています。
そのため、IPO投資では公募で購入し、上場初値で売ることを指します。
上場後に買うのはリスクが伴いますので、このブログではお勧めしません。
IPOでどれくらい儲かるの?
過去に上場した企業の公募価格と、初値を調べてみましたが、
数百万円の利益を出している企業も多いようです。
以下に参考例を記載します。
GMOペイメントゲートウェイ
上場日:2005年4月4日
公募価格:800,000円
初値:4,500,000円
利益:3,700,000円
ドリコム
上場日:2006年2月9日
公募価格:760,000円
初値:3,470,000円
利益:2,710,000円
CRI・ミドルウェア
上場日:2014年11月27日
公募価格:2,400円
初値:13,500円
利益:1,110,000円
(※100株単位のため、11,100円×100=1,110,000円となります。)
ネオジャパン
上場日:2014年11月27日
公募価格:2,900円
初値:14,550円
利益:1,165,000円
(※100株単位のため、11,650円×100=1,165,000円となります。)
ざっとピックアップしてみましたが、最近でも利益が100万円を超える銘柄がありますね^^
IPOのリスクは?
公募で購入できても、初値が公募価格を下回る銘柄もあります。
不人気な業種には買い手が不在ですので、価格が下がってしまうことがあります。
とはいえ、2015年ワースト銘柄のRS テクノロジーズでも、
-65,000で済んでいますので、リスクは非常に低いといえます。
また、各ブログの評価を参考にすれば、公募割れしそうな銘柄を予測しやすいです。
私が運営しているブログ「ローリスク運用の株式投資術 ブログ」でも価格予想など行っていますので、
参考にしてみてください。(評価S・A・B銘柄だけ申し込めば公募割れは回避できます)
おススメの証券会社
未成年ではIPO申し込みできなかったり、そもそも口座開設できない証券会社も多いです。
そんな中、未成年口座でIPO申し込みできて、かつ、当選の可能性がある証券会社を2社選んでみました。
(他は配分が少なく、当選は殆ど期待できないためここでは触れません)
1.SBI証券
- 0歳~未成年口座の開設が可能
- 15歳未満の場合、親権者が未成年の財産を管理することを目的として、未成年者にかわり取引が可能
口座数が多いため、当選確率は少ないですが、IPOに申し込むたびにIPOポイントが付与されます。
このIPOポイントは、IPOの抽選時に使用したポイントが高い順に割り当てる抽選枠を用意しているため、
IPOポイントを貯めることで確実に当選できる機会が訪れます。
IPOポイントの価値は1000~3000円/ポイントにもなり、
SBI幹事のIPO(SBIから申し込みできるIPO)が2015年は82社ありました。
IPOに毎回申し込むだけで、82,000円~246,000円分の投資を行っていた計算になります!
SBI証券は必ず開設しましょう。
私も子供の口座を開設しています(別の機会に口座開設の流れなど記事にします)
2.マネックス証券
- 0歳~未成年口座の開設が可能
- 取引の責任は親権者と未成年者
マネックス証券は、完全抽選を採用しています。
他の証券会社の場合、優良顧客に優先的に配分を行うため、抽選枠は10%程度しかない証券会社も多いです・・・。
一方、マネックス証券は完全抽選のため、全て抽選枠となります。
IPOに当選するためには、マネックス証券の口座開設も必須ですね。
備考
実は、IPOは申し込む人が非常に多く、なかなか当選しません・・・。
が、必ず当選はしますので、根気よく申し込みしましょう。
また、証券会社にお金を預けていると銀行の預金よりも少し高い金利が付与されますので、
この機会に子供の証券口座も開設してみてはいかがでしょうか?
銀行にお金を預けても殆ど金利がつかない今、IPO投資がお勧めです!